池田町の清見ケ丘公園には胸高40cm以上のカシワ111本、ミズナラ47本の原生林があり、
(植栽したものですがアカナラが2本あります。)
すぐ近くの農村公園にはカシワ3本、ミズナラ57本が自生していまして、近郊の山にはカシワが少なくミズナラが多い、
しかしこれはドングリ殻斗のみで調査したもので、葉の形態や芽鱗痕など詳しく調べると新たな雑種が判明すると思われます。

 つまり、カシワと思っていたものがカシワモドキやモンゴリナラと、ミズナラと思っていたものがモンゴリミズナラやさらに複雑な
種間雑種かもしれない。

 私たちの近くにはオークと称されるミズナラやカシワの樽材に利用できる大木は在りませんが、幸いにして推定約350年も経過した
オーク(ミズナラ、カシワ)の老大木がが清見ケ丘公園に218本も先人は残してくれました。壮大な木は町民に愛されカシワは
町木に指定されました。