町民が誰でも「オークの森」づくりに参加できる体制の確立、清見ヶ丘公園には大木カシワ、ミズナラが毎年多くの実をつけ、
ここで20,000個(約48kg)のドングリを童謡の「どんぐりころころどんぶりこ…・・」と歌いながら
ドジョウが友達のドングリを楽しみながら拾います。

 次には拾ったドングリは役場に届けてもらう、役場はドングリ水選する。町内には林業グループが3団体あり平成9年には
30周年を迎えたのだから、由緒ある研究グループと同時に町と分収契約を結び研究林を持つ研究熱心団体です。

 この団体の会長が神谷輝俊氏でオークの森づくりは特に理解を示し積極的に協力していただくことになり、
町の育苗畑でドングリの播種をして頂くことに成りました。
20,000個のドングリ、その50%の発芽を見込み、さらに10,000本苗木の70%の歩留まりとすると7,000本の植付け苗を
見込んで、毎年1haの植樹をしてこのサイクルで30年間続ける。

 この実生の植付けも町民で出来ないことはないが、2年経過して植林出きる大きさに育ったら、本格的な植樹際を実施、
さらには草刈の体験をする。間伐、枝打ちなどグリーンボランティアは果てしなく続くのです。

 何よりも100年の経過で失った緑の損失は余りにも大きいものがあるのです。古来よりどなたも自然の恵みを生活の糧として
生きてきたのですから、失ったみどりを再生する義務をかせられているのです。

 森林は地球環境を守るだけでなく、人々が今後の生活の糧としていかなくてはならない再生可能な資源との認識を持ち1本の
オークの植樹からはじめることです。

 こうして100年かけて成長したオークはすばらしい、見事なワイン樽ができて、十勝ワインが熟成されたのです。
そのワインを飲を飲みながらグリーンインストラクターは程よく酔い、よいことをしたと自己満足していました。